修正交渉のコミュニケーション

１．契約書の修正交渉の基本

　　あなたが加盟店に対してフランチャイズ契約書案を提示する場合、
　　恐らく「ワードファイル」で送信すると思います。これをいきなりプリントアウト
　　したものを製本して送りつける経営者もいまだにいますがそれは加盟店との信頼
　　関係が崩れるのでやめた方が良いでしょう。なぜならば「あなたの修正要望は一切
　　聞きませんよ！」という意思表示になってしまうからです。

２．修正履歴とコメント機能の活用

　　むしろワードファイルで送信する際に、「何か修正希望があったらどうぞ遠慮なく
　　ご連絡ください」という姿勢を打ち出した方が加盟店との信頼関係を維持したまま
　　契約交渉が行えます。

　　なお、加盟店からの修正要望は必ず、「契約書案への修正履歴とコメントで示して
　　もらうこと！」が大変重要になります。イメージとしては下記のような感じです。
　　↓　↓　↓　↓
http://www.master-license.com/image/BDA4C0B5A5A4A5E1A1BCA5B8_20141117.pdf
 

　　これを徹底しておかないとたまに、契約書案をそのまま上書き修正してしまうという
　　ことをする加盟店がいるので要注意です。そしてその修正理由もついてないとすれば
　　FC本部のあなたも対応のしようがありませんよね？

　　加盟店からの修正案は、「修正履歴で修正箇所を明確化」し「コメント機能で修正理由
　　を明確化」してもらうことで初めてFC本部のあなたも気持ちよく対応できることになり
　　ますので徹底するようにしましょう。