記録を残すその２

１．ペンディングリスト

　　フランチャイズ契約の加盟店との契約交渉は何も対面形式だけとは限りません。
　　むしろ対面よりも「メール」などの文章のやり取りで交渉する方が多いと思います。
　　その方がより詳細かつじっくりとフランチャイズ契約書のポイントについて交渉
　　できるからです。

　　その際によく使われるのが下記のペンディングリストです。
　　↓　↓　↓　↓
http://www.master-license.com/image/A5DAA5F3A5C7A5A3A5F3A5B0A5EAA5B9A5C8A4CECEE3.pdf

　　上記をクリックしていただければわかりますが、互いの主張を相互に書き込んで
　　行って合意に至るまでそれを続けます。売主と買主との交渉が左から右に流れて
　　行くのがよくわかるかと思います。このペンディングリストのファイルを互いに
　　メールの添付ファイルで送り合うか、クラウド上で共有するかして使用します。

２．ペンディングリストの効用

　　よく契約交渉は途中で中断するものです。間が１カ月ぐらい空いてしまうなんてことが
　　よくあります。そして１カ月後に交渉を再開するときに、「あれ？このポイントについ
　　て前回はどこまで話したっけ？」なんて交渉が後戻りしてしまうことがよくあります。
　　しかし、ペンディングリストできちんと記録を残しておけばそのようなことはかなり
　　防げますよね？

　　また、外部の応援を頼むときも依頼しやすいです。外部の応援部隊も交渉がどこまで
　　進んでいるのか事情がわからなければ応援のしようがありません。その時もペンディング
　　リストで交渉の各ポイントの進捗状況を説明してあげれば簡単に状況が把握できます
　　ので外部の応援も頼みやすくなります。